MTA Cement
MTAセメント

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馬車道のKデンタルオフィスでは、MTAセメントを用いた歯髄保存療法を行っています。虫歯が深く進行し、神経に近い部分まで達している場合でも、MTAセメントを活用することで神経を抜かずに歯を残せる可能性があります。神経を抜いた歯は脆くなりやすく、長期的に見ると歯の寿命が縮まるリスクがあります。「歯の神経を残したい」「できるだけ歯を大切にしたい」という方は、ぜひ一度ご相談ください。

目次

Section 01

当院のMTAセメントにおける特徴

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神経を残すことを最優先に考えた治療選択

当院では「抜髄(神経を抜くこと)は最終手段」という考えのもと、深い虫歯でも神経の保存の可能性を常に検討します。神経を失った歯は栄養供給が途絶えるためもろくなり、歯根破折や抜歯につながるリスクが高まります。文献では、神経を抜くことで歯の寿命が約10年縮まるとも言われています。MTAセメントによる歯髄保存が実現できれば、歯をより長く使い続けられる可能性があります。

マイクロスコープとう蝕検知液で精密に処置

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MTAセメントを使った処置では、虫歯の取り残しがないことが大前提です。取り残した状態でMTAセメントを充填しても、内部で虫歯が進行してしまいます。当院では、マイクロスコープで患部を大きく拡大しながら、カリエスチェック・カリエスディテクターを適切に使い分け、虫歯を確実に除去したうえでMTAセメントを充填します。目で見て確認できる精密な処置が、治療の成功につながります。

経過観察を徹底して安全に見守ります

MTAセメントで処置したのちも、経過観察を十分に行いながら症状の変化を確認していきます。痛みや腫れが出た場合は速やかに対応できる体制を整えており、万が一神経の保存が難しいと判断された場合は、次のステップ(根管治療)への移行も丁寧にご説明します。

Section 02

MTAセメントとは

MTAセメント(Mineral Trioxide Aggregate:鉱物三酸化物凝集体)は、歯科用の特殊な封鎖材料です。もともとは根管治療で生じた穿孔(穴)の封鎖や、歯根の先端を封鎖するために開発された材料ですが、現在では深い虫歯の治療において神経を保護・封鎖する「直接覆髄」や「間接覆髄」にも広く使用されています。

MTAセメントの主な特徴は以下の通りです。歯の組織との親和性(生体親和性)が非常に高く、神経に直接触れても炎症を引き起こしにくい素材です。また、硬化する際にわずかに膨張するため、辺縁の封鎖性が高く、細菌の侵入を長期間にわたって防ぎます。さらに抗菌性も兼ね備えており、封鎖後も根管内の環境を清潔に保つ効果が期待できます。硬化後は非常に硬くなるため、機械的な強度も十分です。

これらの特性から、世界的に歯内療法(根管治療)の分野で広く使用されており、日本でも多くの歯科医院が取り入れています。

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MTAセメントを使う場面

  • 深い虫歯での神経保護(間接覆髄・直接覆髄)
    虫歯の除去中に神経の近くまで達した場合、または神経が露出した(直接覆髄)場合に、MTAセメントで神経を覆い保護します。これにより神経を保存できる可能性があります。
  • 根管治療での根管充填・穿孔封鎖
    根管内の充填や、根管治療中に起きた穿孔(根管壁に生じた穴)の封鎖にも使用します。
  • 歯根端切除後の逆充填
    外科的根管治療(歯根端切除術)の際に、歯根の先端から根管を封鎖するためにも使われます。
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治療の流れ

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1. 精密検査・診断
レントゲンや歯科用CTを使い、虫歯の深さと神経(歯髄)との距離、歯髄の状態を確認します。神経を保存できるかどうかを総合的に判断し、患者様に丁寧にご説明します。
2. 麻酔・虫歯の除去
十分な麻酔を施したのち、ラバーダムを装着し、マイクロスコープ下でう蝕検知液を使いながら虫歯を丁寧に除去します。神経に近い部分は慎重に処置します。
3. MTAセメントの充填
虫歯を完全に除去した後、神経を保護するようにMTAセメントを充填し、硬化させます。
4. 仮封・経過観察
充填後は仮の封鎖を行い、数週間〜1ヶ月程度の経過観察を行います。痛みや腫れが出ていないことを確認してから最終的な修復に進みます。
5. 最終修復
症状がなければ詰め物または被せ物で最終的に修復し、治療完了です。治療部位の状態を定期メンテナンスで継続して確認します。
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MTAセメントを用いた治療の適応と限界

MTAセメントによる歯髄保存はすべての症例に適用できるわけではありません。以下のような場合に適応を検討します。

  • 深い虫歯で神経に近接しているが感染が及んでいないケース
  • 虫歯除去中に神経が偶発的に露出したケース(直接覆髄)
  • 外傷で歯が折れて神経が露出したケース

一方、すでに神経に強い炎症や感染が起きている場合、歯髄がすでに壊死している場合、長期間放置されて感染が広がっている場合には、MTAセメントによる神経保存は適応外となり、根管治療が必要になります。

治療前の精密検査と診断が非常に重要であり、「神経を残したい」というご希望には必ずお応えできるわけではありませんが、当院では最大限の努力で保存の可能性を探ります。

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よくある質問

MTAセメントを使った治療は保険で受けられますか?
一部の処置では保険が適用されますが、当院でのMTAセメント使用は自費診療となる場合があります。詳細は診察時にご説明します。
神経を残す治療をしたあと、痛みが出た場合はどうなりますか?
経過観察中に強い痛みや腫れが出た場合は、神経の保存が難しいと判断し、根管治療へ移行します。我慢せずにご連絡ください。
MTAセメントで神経を残せる確率はどのくらいですか?
症例によって大きく異なります。神経に感染が及んでいないケースでは成功率が高くなりますが、炎症の程度や歯の状態によって変わります。事前の精密診断で可能性をお伝えします。
治療後、神経を残した歯はどのくらい持ちますか?
適切な処置と定期的なメンテナンスを続けることで、長期間維持できる可能性があります。被せ物の素材選びも重要なため、適合の良い補綴物を装着することをお勧めします。
子どもにもMTAセメントを使えますか?
はい、乳歯・永久歯どちらにも使用することができます。お子様の歯に関してもご相談ください。

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