2015.03.12東日本大震災
こんにちは。昨日は東日本大震災から4年が経ちましたね。時が経つのは早いですが、この大震災の事は風化してはならないですし、現在進行形でまだ復興中です。ちょうどこの時期に僕は開業の準備をしてました。その当時も働いてましたし、開業準備なのであまり復興に協力出来ていませんでしたが、ずっとそれが気掛かりでした。そんな時ある方と出会い、彼女はボランティアのリーダーとなって活動を行っていました。其の方にお願いをし僕も参加させて頂きました。その活動とは牡蠣の養殖のお手伝いでした。気仙沼までボランティア仲間たちと車で現地まで移動し、現地では旅館に泊まったのをよく覚えています。歯医者としてやれる事はあったのではないかとその方に聞いたところ、彼女はそうゆうボランティアは災害直後は大切だが、ある時期からは現地の人間たちが自分たちで立ち上がっていかなければならないため、そうゆうボランティアは現地の人たちの仕事を奪ってしまい、自分の足で復興するチャンスを奪ってしまうんですよ。という話が衝撃的でした。
牡蠣の養殖のお手伝いはいきなり海から掃除をするんでなく、山から掃除が始まりました。とんでもない高さのとこに海に浮いてる発泡スチロールが気に引っかかってたり、誰かのパスポートが落ちてたりで、津波の怖さを感じました。そこらじゅうゴミだらけで、こんなにたくさんを片付けられるものなのかと呆然としたのをよく覚えてます。しかしみんなで力を合わせ、一生懸命やれば時間はかかっててもきれいに出来るものなんです。これは時間かけても一生懸命にみんなでやればどんな目標でも達成できるんだと思いました!!
その後海で作業をしました。牡蠣の養殖の業者の方がなぜ海を掃除したかを教えてくれました。牡蠣というのは山から流れてくる真水と海水とが交わる場所にしか成長しないらしく、海に流れ込む川の水が汚ければ牡蠣は出来ないそうです。一見関係ない事にも相関関係があり、物事はすべて繋がってるんだと思いました。これだけでなく、色々な事を学ばせてもらいました。
この経験は自分に歯医者という仕事について本当に考えさせてくれました。震災で中高同級生を亡くし、人生とは何だ!とも考えました。今ある環境に感謝してその中で自分に出来る事を一生懸命にやり生きていく事が大切だと思います。歯医者としてみなさんの健康のお手伝いができる事に対して喜びを持って仕事を行っています。